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あたたかい手を差し伸べてくれた人々に恩返しを|文部科学大臣 下村博文さん

第31回コラム

  • 下村大臣は、新任大臣としての激務の中、新聞奨学生を励ますためならばと、時間をさいてインタビューに応じてくださいました。
  •  小学3年生9歳の時に、父を交通事故で亡くした下村大臣。そのとき母はまだ32歳だったが、生活保護を断り、昼は工員として働き、朝晩は田畑を耕し三人の男の子を育てた。
  •  下村大臣は、無類の本好きの少年だった。高熱を出して寝込んだ時、「何か食べたいものは?」と母に聞かれて「本が欲しい」と答えた。食べ物しか買うことの出来ない生活の中で、初めて自分の本を手にし、その偉人伝をボロボロになるまで繰り返し読んだという。
  •  極貧と言ってよい日々の中で「政治家になる」という志をいだいたのは、なんと小学校5年生の時だった。父を亡くし、冷たくなった人がいる一方、あたたかい手を差し伸べる人も沢山いた。そんな人たちに恩返しをしたいと思った。「人のためになる仕事は政治家か医者」と考え、政治家の道を選んだという。
  •  幸い、交通遺児育英会がスタートし、日本育英会とあわせて二つの奨学金を受けて、群馬県立高崎高校を卒業した。母は家から通える国立の群馬大学を薦めたが、政治家を目指す下村大臣は、早稲田大学を希望、東京で自活をするために新聞奨学生となった。
  •  品川の新聞販売店での一年間は、夢を実現するための大切なステップであり、そこで得たものは、大きな財産となっていると大臣は言う。そして、現状に甘んじることなく夢を実現するためには、できるだけ早く自分の目標をしっかりと持つことだというアドバイスをいただいた。
  •  小学5年生で自分の目標を定め、努力をして文部科学大臣に就任した下村大臣は必ずや良い仕事をされることだろう。
  •  新聞奨学生ガイドは、厳しい毎日の中で夢と目標にむかって努力を続ける君たちを応援しています。
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