
| ■第20回コラム |

〜支那そばや店主 佐野実さん
TBSのバラエティー番組「ガチンコ」の「ガチンコラーメン道」で一躍有名になり、ラーメン好きで知らぬ人のいない佐野実さん。1951年横浜市戸塚区に生まれ、藤沢商業高校卒業後、コック修行を始めた。
いくつかの厨房を渡り歩き、横浜戸塚の洋食レストランに。二十七歳で店長となり、様々工夫をして店を繁盛させるが、三十歳を過ぎて、独立を考え退職した。
周囲の反対を受けながら、ラーメン店を開業したのは三十五歳の時。最初は自分でもラーメン店は考えていなかったが、なによりラーメンが好きだった。好きなものを自分なりに作って日本そばやフレンチを見返せばいいんだと準備を始めた。沢山の人の協力、励ましで1985年藤沢鵠沼でのオープンに漕ぎつけた。
佐野さんがラーメンと出会ったのは、小学校四年生の時。一日三食ラーメンを食べていたこともあるという。小学生の時から中学、高校とアルバイトを欠かさなかった佐野さんは新聞配達も経験している。新聞配達をしたのは小学生の時。百部近い新聞を配達して二千五百円の手当てをもらい、それで「ラーメンを食べ満足感に満ちたおなかで家に帰るとき、何か飛び上がりたいような喜びが沸いてきた」と著書『佐野実、魂のラーメン道』に書いている。
食材を研究し、自ら製麺し、そば、うどんの歴史に負けない麺を作る!という佐野さん。多くの弟子を育て、今は戸塚の本店と新横浜ラーメン博物館店を直営している。
「アルバイトは辛くなくて楽しかった」と言うが、それなりの苦労はあった。それが今の仕事を頑張るための基礎となったという。佐野さんから、新聞配達をしている君たちへのメッセージは「信念をもってやりたいことをやれば必ず成し遂げられる」。
新聞奨学生通信は、自分の夢の実現にむけて頑張っている君たちを応援しています。
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